私は、釣りがとても好きです。
そのスキには、釣る行為も当然ですが、海に行って日々の喧噪から離れて全く無私の世界で没頭したり、
休憩して堤防にドッカリと座り込んでお茶でも飲んでぼ〜っとしたり。
『あぁ〜いいなぁ〜』とつくづくこの釣りは楽しいと思います。
しかし、そんな時ケーソンのつなぎ目とかにジュースの缶とかが
びっしりと詰まっていたり、堤防上にそのままビニール袋のゴミが置かれていたりすると、
たまらなくイヤな気分になってしまいます。 せっかくの清々しい気分が急に重くなってしまう…。
このページでは、少しでも『もっとイイ気分』になれればと思い、
私なりの提案をしていきたいと思います。
なぜ?この落とし込み釣りをするのか。
それは、撒き餌を使用しないからです。
海が汚れないから。
僕の兄が、水産庁にいて釣りの弊害をよく聞きます。
その話の一つが撒き餌についての害です。
東京湾などの海の水が流れないようなところの海底は、
撒き餌などの沈殿物がたまってしまい海藻などの植物群の成長の妨げになっています。
ひいてはお魚達の住みかを奪っているそうです。
また、このことがダイオキシンなどの発生にも一躍買っているそうです。
一概に撒き餌だけのせいではないのだけど…。
僕らの海を汚しているのには変わりはありません。
ついでに怖い話。ダイオキシンなどの有害なものが、どうしようもなく発生しています。
兄が言うには、「オマエが子孫を残したいのなら、江戸前で取れた魚介類は食うな!」とよく言います。
タコや貝などは特に。動き回れないから汚染された地場にあるものを食す以外ないからだそうです。
また、ハマチなどの養殖魚もそうで喰わん方がいい。
回遊魚は、まだ良いそうです。それと、浦賀水道など海水の流れているところの魚介類もイイ。
よくテレビで芸能人などがオーストラリアなどでカジキマグロを釣っているのがありますが、
あのキレイに見える海も日本人などの観光客が使う大量 の撒き餌差で、
もう修復のつかない海になっているようです。悲しい現実ですが、事実です。
元に戻るのに何百年と月日を重ねないとダメ。
と言うわけで、僕の釣りは少しでも海を汚さないで楽しめるこの釣方を選んでいます。
水が汚染されると…
人魚に間違われたあのジュゴン・キャビアで有名なチョーザメ等、絶滅の危機に瀕しているのですが、その理由は水質汚染が主な理由です。昨今メディアでも報じていますが、汚染が続くと生命維持装置が働いて、なんとメスしか生まれない。雌はまだ環境に対応するそうです。
当然雌しかいないと、子供は出来ない。子孫は残らない。
私たち人間界も同様で、今後女性の比率がどんどん多くなるそうです。まわりは女の子ばっかりになってします。
この環境汚染は、人類が選んでしまったことなので回避は難しい。でもチョット待ってほしい。こんなボンクラな私たちにも少しでもその危機を延ばせたり、くい止めることが出来るかもしれない。
出来る限りゴミを持ち帰ろう。いや、全て持ち帰ろう。
僕らの子孫にもこんな楽しい釣りを残してあげよう。そう思うこの頃です。
ねぇ、ゴミ捨てようよ!


この写真は、堤防の継ぎ目に埋まった空き缶 達です。
びっしり詰まっています。
捨てられた空き缶。堤防全体のつなぎ目がこの状態にあります。
一個一個取っていくと大変な作業になると思う。
「まぁ、誰かが捨てたんだしオレ等もいいか」なんて気分でびっしりになったんだと思う。
誰が捨てたかもわからない。誰も攻めることもできない。
一人一人が、もって帰ればいいだよ。
「海って気分いいよね。最高じゃん。」っでゴミ捨てちゃうの? どうして?
「興業廃棄物や家庭からのゴミの山からダイオキシンだって。ひどいよ!」と言ってゴミ捨ててる。
結局ゴミからは、僕らは離れられない。共に暮らしていかなきゃならない。
それはこんな世界で生きているのだからしょうがないのだけど。
善人ぶって地球環境とか言っているんじゃないんだ。
僕らが生きていることで、ゴミは発生していく。しょうがないとも思える。から
…うまく暮らしていきたい。
せっかく気分のいいところに来たんじゃない。
次から来るときも気分良くなろうよ。うん。