2010年04月05日
また、百間の本を買う。
この週末も釣りに行くことが出来なかった。いや、もしかすると強引に釣行できたのかも知れないがそれ程の気力が湧いてこなかった。釣り場に立てたとしても3時間も無いであろうと考えると億劫になってしまった。本来はそんな弱い気力ではいけないのだけれど、ここ三ヶ月近く現場の釣りから離れてしまうと熱意の様な物がそげ落ちて仕舞い情けない話であります。
そこで少し空いた時間に古本屋へ行った。先日買った内田百閒の文章が何とも謂えず心地良く、読み終わってしまうとポカンと心に穴が空いた様な気がして不安になってくる。あの素敵な文章を又読みたくなって、自然と古本屋へ向かうのだ。彼の文章は、気持ちの良い清流に居るみたいな爽やかな気持ちにさせてくれる。こういった世界は大切にしたいと思うのだ。
古本屋にあったのは、全集の第八巻のみ。読み漁るにはどれでも良いので即座に購入。多分最良の随筆が散りばめられているに違いない。この本と先日馴染みの飲み屋で買った越の梅里「純米吟醸」で最高の時間を過ごした。
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それにしても、最近僕の廻りの文章というのは繁雑で乱暴な物が多く、丁寧な美しい文章にお目に掛かる機会が殆ど無い。特に携帯のメールを打っていると下らない絵文字や引用される文章が稚拙で下らない。また、僕自身もダメなのだけれどブログやネットの文章が全くと云って読むに耐えない物が多い。ちょっとこの世界の端くれにいる者として反省しきりだ。