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『珠玉のことばたち』
元気になる言葉
「もしもあなたの人生が、残り3日間しかなかったら、この3日間何をしますか?」
考えてみましたか?
人は、命が残り3日間しかなかったら、自分にとって最も大切なことに時間を使おうとします。
まだ考えてない人は、続きを読む前に考えてみて下さい。
アメリカでは、死から学ぶ教育(デスエデュケーション)が盛んに行なわれているそうです。
ある大学の公開講座では、先生が、まさしく次の質問をするそうです。
「もしもあなたの命が、あと3日しかなかったら、何をしますか?」
参加者達は、みな真剣に考えます。
出てきた答えは、
「妻に『今まで、いっしょにいてくれてありがとう。もっといい夫でありたかったのに、ごめんね』と伝えたい」
「夫に『いっぱい喧嘩もしたけど、私のパートナーでい続けてくれてありがとう』と伝えたい」
「両親に『たくさん親不孝してごめんなさい』と謝って、『生まれてきてほんとによかったと思っています。ありがとう』って伝えたい」
「自分の子どもに『ガミガミ叱ってきたけど、あなたは、本当はいい子なのよ。あなた、ほんとうに優しい子よ。たくさんの幸せをありがとう』って伝えたい」
「喧嘩別れした友達に『あの時はごめん』って、謝りに行きたい」
「大切な人達全員に、手紙を書きたい」
「家族と最高に楽しい思い出を作りたい」
などなど。
人は、3日間しかなかったら、みんな優しくなれるようです。
そして、最後に先生が、参加者達に問いかけるそうです。
「皆さんは、人生が3日しかなかったらできることを、どうして一生かけて、やらないのですか?」
参加者達は絶句するそうです。
本当の成功というのは、何か特別な成果を出すということではなく、一番大切なことを、一番に実行することではないでしょうか?
その勇気を持つことではないでしょうか?
そこに、本当の成功、本当の幸せがあるように思います。
人生はエンドレスではないのですから。
「悔いのない人生」という言葉がありますが、私達の人生があと何日残されているか、私達は知らないのです。
「明日からを7回言うと1週間になる
来週からを4回言うと1ヵ月になる
来月からを12回言うと1年になる
来年からを数十回言うと、私達は灰になる 」