普通の釣り人でいること。

普通の釣り人でいること。

メチャクチャ感激したことがある。
大脇名人のことだ。
(僕は、好きな方に敬称を使うのが嫌いなので以下大脇さんでいく)

大脇さんのHP「日本列島チヌ苦ロード」 のコンテンツに「ちょっと一考」というものがある。
このコーナーは、マナーについて語っている。
が、
その実、僕は『釣り人とは・・・』 と思われた。


『立ち禁』『服装・動作』『釣り場では』などに触れている。

この内容を読むと目の覚める思いだ。

本来僕らHPを持つ者や釣り歴のある者達が、触れなければいけない事。

僕らが、ちゃんとメッセージしなければならない事を明確にしています。

どんなことが書かれているかは、是非氏のホームページを熟読頂くとして、
このメッセージの意義を僕なりに感じたので言いたいと思う。



まず『立ち禁』について、
本当にこの問題に 触れるのは、難しい。
なぜなら殆どが立ち禁 であるからだ。
メーカーや釣具店や著名人等は、この問題について触れていない。
リスクがデカイからだ。

入っちゃいけない所が殆どなのに、誰しもこの事を明確にしていない。

「暗黙の了解」 だけが先行して、立ち禁って何? について触れようとはしない。

『タブー』なのかもしれない。が、釣りの初心者にしてみればこう云ったことは分からない。
分からないから「何だってイイじゃん」になってしまう。
「大人なんだから、ちゃんと自分で判断しろ!」なんて勝手な言い分もあるかもしれない。

何が悪くて、何が良いことで、何が問題で、何が普通のことなのか!

釣り方のことは、
言い過ぎかもしれないが誰だって経験と知識があれば教えることは出来るだろう。
ましてや友達を釣りに誘うのであればなおさらのことである。

大切なのは、いけない事を「いけないよ!」って言える事であり、
「こうですよ!」「こうだと思う」など発言することだ。

右も左も分からない初心者や、マナーからはずれている人々に、発言する事だと思う。
明らかに「ダメな事です」ならまだいいが、
微妙な問題は、互いに「考えよう」と。





たかが遊びである。
だから「男の子」としては、拘るのだ。


遊び好きが集まると、俄然楽しくなる。
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左から三番目が、大脇氏。二番目が、僕です。2001年忘年会にて。



メーカー、著名人やHP主催者がこの様な事を発言しただろうか?
リスクをかえりみず「本音」をちゃんと言えただろうか?
ましてやテスターである。
氏は、偉い。
(権威や威厳や名声と云ったものが邪魔になっていない。)


本来僕らが、ちゃんと発言しなければならないことではないのか。


いい人でいようとしているだけで、ちゃんと明言しているのか!
と、自分に問うた。
恥ずかしながら僕は「否」である。猛省した。

少しでもこの釣りの良さを分かってもらおうと思っているのではないか。
そうであればこのような「触れにくい」問題について、
積極的に取り組みべきではないのか!

良くニュースを賑わすように、釣りっていうのは危険との隣り合わせだ。
ただ、「楽しい」「面白い」「良く釣れた」を並べても
『危険を伴う』 事だったり、
『法律違反』だったり
『死と隣り合わせ』であることを

メーカーや釣具店や著名人、HP主催者、ベテランなどが
各自の答えや意見をはっきり述べたりするべきだと思う。


そうすることが本来での、すそ野を広げる事になるのではないか。



たかが遊びなので、拘りたい。



普通の釣り人でいることって・・・・
意外と難しい。


『短竿釣り師の独り言』